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注記を作成する

Nportで注記を作成する行う方法をご紹介します
 

Step1 デフォルト設定の確認

1-1 デフォルト設定を確認します
  • 「財務諸表等の作成」⇒「注記」のページを表示すると以下の注記項目が記載されています
      1. 重要な会計方針(以下はあくまで例示です)
        1. 固定資産の減価償却の方法
          1. 有形固定資産は、法人税法の規定に基づいて定率法で償却をしています。 無形固定資産は、法人税法の規定に基づいて定額法で償却をしています。
        2. 施設の提供等の物的サービスを受けた場合の会計処理
          1. 施設の提供等の物的サービスを受入れは、活動計算書に計上しています。また計上額の算定方法は「3.施設の提供等の物的サービスの受入の内訳」に記載しています。
        3. ボランティアによる役務の提供
          1. ボランティアによる役務の提供は、「4.活動の原価の算定にあたって必要なボランティアによる役務の提供の内訳」として注記しています。
        4. 消費税等の会計処理
          1. 消費税等の会計処理は、税込経理方式によっています。
      1. 事業別損益の状況
      1. 施設の提供等の物的サービスの受入れの内訳
      1. 活動の原価の算定にあたって必要なボランティアによる役務の提供の内訳
      1. 使途等が制約された寄付等の内訳
      1. 固定資産の増減内訳
      1. 借入金の増減内訳
      1. 役員及びその近親者との取引の内容
 

Step2 不要な項目は「非表示」とする

2-1 該当次項がない場合は、その項目の横の「非表示」をクリックします
  • 「非表示」をクリックします
  • 非表示にすると、注記の番号も修正されます
 

Step3 「事業別損益の状況」について

3-1 事業別損益の状況作成のための事前準備
3-2 (改めて)開示区分を確認します
3-3 科目の順番を変える
  • 勘定科目の順番を入れ替えたい場合は順番を変えたい勘定科目をドラッグ&ドロップします
  • なお、ここで設定した「事業費」の科目の順番は、「活動計算書」及び「収益事業に係る損益計算書」における事業費の科目の並び順とは別で設定されます(連動していません)
3-4 「合計」列が、活動計算書の金額と一致していることを確認します
  • 事業別損益の状況の一番右の「合計」列の金額は、活動計算書の各科目の金額と一致しているはずですので、一致を確認してください
3-5 「事業別損益の状況」が横長すぎて見た目が気になる場合
  • 『別紙参照』にチェックを入れて、CSVで出力した上で加工してご提出ください
 

Step4 ダウンロードする

4-1 提出用にPDFをダウンロードして印刷します
4-2 加工用にCSV出力(事業別損益の状況のみ)にも対応しています
 

Step5 保存する

5-1 確定したら「保存」ボタンをクリックします
5-2 保存後は赤い「再保存」ボタンに変わります
5-3 「財務諸表等の作成」⇒「財務諸表等(確定)」に保存されます
  • こちらの「開く」ボタンからもPDFが出力できますが、倍率指定はできません
 

Tips① 全体を1枚に収めたい場合(財務諸表等の印刷倍率の変更について)

①-1 PDFダウンロードします
  • まずは現状での見栄えを確認するために、「ダウンロード」してPDFを確認してください
①-2 印刷倍率を変更して調整します
  • ページの区切りなどを調整したい場合は、印刷倍率を調整して再度ダウンロードして確認してください
 

Tips② 固定資産の増減内訳の記載方法

②-1 記載方法について
  • 固定資産の増減内訳については、以下のように入力してください
項目内容
科目freeeの試算表に表示されている勘定科目名を入力してください
期首取得価額前期末に残っている固定資産の取得価額(購入した時の価額)を入力してください
取得当期に取得した固定資産の取得価額を入力してください
減少当期に減少(除却や売却)した固定資産の取得価額を入力してください
期末取得価額自動計算
減価償却累計額期末の減価償却累計額を入力してください
期末帳簿価額自動計算
②-2 記載例
  • 数値例
    • 前期
      • 機械装置Aを100,000円で取得、10,000円の減価償却費を計上
      • 機械装置Bを200,000円で取得、20,000円の減価償却費を計上
    • 当期
      • 機械装置Aを期首に除却
      • 機械装置Bについて、20,000円の減価償却費を計上
      • 機械装置Cを300,000円で取得、50,000円の減価償却費を計上
    • 当期末残高
      • 機械装置B(取得価額200,000円、累計額40,000円、帳簿価額160,000円)
      • 機械装置C(取得価額300,000円、累計額50,000円、帳簿価額250,000円)
      • 合計(取得価額500,000円、累計額90,000円、帳簿価額410,000円)
 

留意点

  • ダウンロード及び保存する際に、カスペルスキーをご利用の方は不具合が発生することが確認されております。こちら側で対応できない事象ですので、別のセキュリティソフトをご利用いただくか、Nport画面右上の「お問い合わせ」よりご連絡ください
  • 最終版の書類についてはNport以外でも保存(バックアップ)しておくことをお勧めします
  • 過年度の決算書を確認したい場合は、「財務諸表(確定)」ページからご覧ください
適用するNPO法人会計基準について
  • 注記の冒頭「財務諸表の作成は、NPO法人会計基準(2010年7月20日 2017年12月12日最終改正 NPO法人会計基準協議会)によっています。」については、「財務諸表の作成は、NPO法人会計基準(2010年7月20日 2011年11月20日一部改正 NPO法人会計基準協議会)によっています。」も選択できるようになっています
  • 詳細はこちらをご参照いただき、改正内容に則った会計処理をお願いいたします
一般社団法人の場合の基金の注記について
  • 一般社団法人の方が基金について注記を行う場合などは、「9.その他」において、自由に記載できるようにしておりますので、こちらに記載してください
  • デフォルトで「(貸借対照表に関する注記)・基金について〇〇〇」と記載していますので、適宜加工してください
注記のタイトルについて
  • 注記のタイトルに年度等を入れて変更したい場合は、直接編集できますので、編集後印刷等してください。(たまに所轄庁から指定があるようです)
 

(サンプル)注記

 

Next Step:収益事業に係る損益計算書を作成する