按分基準を設定する
Nportに按分基準を設定する方法をご紹介します
はじめに
0-1 Nportにおける「按分基準」について
- 以下の2つの按分のための基準を設定します
- なお、「経常収益の比で按分する基準」、「事業収益の比で按分する方法」はデフォルトで設定されておりますので、それ以外の按分基準がある場合に設定してください
按分基準 | 内容 |
---|---|
①共通経費按分用 | ・活動計算書や注記の事業別損益の状況を作成するために、事業費と管理費に共通する経費(共通費)を適切な按分基準で事業費と管理費に按分する必要があります ・按分元にできる勘定科目は、NPO法人用の勘定科目(【】が付いた科目)になります。全体としてNPO法人用の勘定科目を使っていない場合でも、按分する勘定科目についてはNPO法人用の勘定科目を使って会計処理してください |
②税金計算用 | ・税金計算用の書類(収益事業に係る損益計算書)を作成するために、部門区分設定を行う にて収益部門区分にて「共通」と設定した部門について、収益事業と非収益事業に按分する必要があります |
Step1 「追加」ボタンをクリック
1-1 「追加」ボタンをクリックします
- 部門区分設定を行う までを完成させてから出ないと部門一覧が出てきませんのでご注意ください
Step2 按分基準名を入力して、各部門に数字を入れて「保存」をクリック(例:人数割合)
2-1 按分基準名及び各部門に按分元数字を入力して「保存」をクリックします
- 比率(全部で100%となるような数字)で入れる必要はありません。人数割合であれば、各部門の人数をそのまま入力してください
Step3 按分基準に追加されていることを確認する
3-1 按分基準に追加されます
Tips① 按分基準の作成例
①-1 デフォルトで設定されている按分基準以外の按分基準の作成例
- デフォルトで設定されている「経常収益の比で按分する基準」、「事業収益の比で按分する方法」以外については、例えば以下のような按分基準が考えられます
- なお、比率(全部で100%となるような数字)で入れる必要はありません。人数割合であれば、各部門の人数をそのまま入力してください
- 人数
- 面積
- 部門ごとの課税売上
- 部門ごとの給料
留意点
- 部門区分設定を行う までを完成させてから出ないと部門一覧が出てきませんので、先にご部門区分設定を終わらせてから按分基準を作成してください
- 按分基準は、合計で100にしなくても按分可能です。入力した数字で計算がされます(小数点以下の数字は入力しないでください)
- 按分元にできる勘定科目は、NPO法人用の勘定科目(【】が付いた科目)になります。全体としてNPO法人用の勘定科目を使っていない場合でも、按分する勘定科目についてはNPO法人用の勘定科目を使って会計処理してください